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【有限会社 木村工務店】
・お名前:木村 勝政さん
・住所:徳島県麻植郡鴨島町山路東原1524-4
・電話番号:0883-24-0322
・調査年月日:2003/7/28 |
「ゆとり」が大切
一点豪華主義で提案

自ら手がけた注文住宅を額にて展示 |

作業場 |
先日、県の依頼で国産材を使う立場から、林業振興関係者を前に、木についての話をしました。徳島の杉が枝打ちや葉枯らしなどをしていないため、住宅用に使えるのは6本のうちせいぜい1本ぐらいといった木材供給者にとっては耳の痛い話でしたが、率直に現状を訴えました。
「少し言い過ぎたかも」と本人は反省しますが、木造住宅に真剣に取り組んでいるからこそ、雄弁に拍車がかかりました。
もちろん、大工として独立したての25歳の頃はこうは行きませんでした。仕事に自信があっても、お客様と向き合って住まいづくりの話やおつき合いをすることがうまく出来ずに人知れず苦労をしたそうです。
お客様と話ができ、心が通じるために必要なのはやはりお客さまの気持ちになって考えるということでしょう。さらに「一緒に夢を見ませんか」と言えるようになるためには、提案力が欠かせません。木村工務店の場合、それは数寄屋の心ということになります。 大工としての修行に加えて、ゼネコンの数寄屋部門での仕事を通じ木村社長の木造住宅観は大きく変わりました。どんなに小さな家でも「ゆとり」を大切にする、そんな提案が特徴になっています。
部屋さえあればいい、という住宅のつくり方は、ただの住む箱に過ぎないと木村社長には思われるのです。ちょっとした坪庭を作ったり、車寄せを設けたり、ということがどれだけ家全体にゆとりをもたらすか。良さをわかってもらうために実際に作って見てもらうほかはないというわけで、単価が取れない場合でも、一点豪華主義の提案をします。たとえば、「玄関だけ、2階だけを本化粧の家に」等々。
10年程前まで行っていた内覧会もやめて、今ではそのための費用を、炉を切るなどのサービスに振り向けています。それが結果として口コミにつながるようになりました。最近はお客様も若い人が増えて来ましたが、行儀作法に裏付けられた木村社長の話は、意外に説得力があります。
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