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商圏は広くない
顧客の満足が第一

会社案内のパンフレット
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事務所前には「なんでも相談所」の看板も |
設計事務所で設計の仕事をしていた鈴木貴雄・現社長(44)が、後継ぎとして鈴起建設に戻って来てからの約十年というものは、同社にとって大変革の時期だったようです。鈴木清秋氏(現会長・68)からの引継ぎは順当に行われましたが、現在の体制になるまでは、試行錯誤の連続でした。
バブル華やかなころ、別法人を設け担当として、メーカーの分譲住宅施工を2人で年間6億円程度の実績を上げていました。バブル崩壊に伴いメーカーの受注も減り分譲住宅の経験を生かし自社でのローコスト住宅の施工を始めたところクレームの嵐。町家職人の現場意識は低く、職人を育てることの重要性を思い知りました。
また、地域をつかむ営業に目覚めたのは、今から7年前にリフォーム事業(リファインショップ)を立ち上げてから。
工務店は商圏がない商売だと言われ、地域一帯、2千〜3千軒を対象にポスティングから始めました。その他、現場見学会等にも積極的に取り組みましたが、わかったことは地域にはそれぞれ特性があって、他地域と同じイベントをしても駄目だということ。結局、工務店の商圏はそれほど大きくないということで、「お宅にお願いします」というお客様は、自ずと決まって来ることに気がつきました。
その結果、営業の仕方も、今までの顧客をどうつなげていくか、ということに重点を置くようになりました。即ち、「アフターをきちんとして、お客に満足してもらい、有難うと言ってもらえるようにすること」(鈴木会長)です。
その一方で、職人中心にこだわった仕事を心がけて来たことで、仕事の内容も変化。大工職人は3人が社員で、常雇8人、下請4組と充実させ、手刻み加工を主体にした結果、最近では社寺の木工事も舞い込むようになりました。
「住宅は一定のレベルに達したので、これからはハウスメーカーとは競合しないように、デザイン、間取り、アフター、技術向上に力を入れたい」と鈴木社長は話します。
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