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「元気な工務店」のご紹介
河村 松一さん 【河村建築】
・お名前:河村 松一さん
・住所:石川県金沢市東蚊爪町ト55
・電話番号:076-238-0718
http://www.hokuriku.ne.jp/syoityi/
・調査年月日:2004/4/2

伝統建築の担い手
棟梁としての知恵生かす

古代竪穴式住居のデザインを自社マークの名刺で・・・
古代竪穴式住居のデザインを自社マークの名刺で・・・
 古都・金沢といえば、金沢城の五十間長屋をはじめ、今も続けられている修復・復元工事が思い起こされますが、その大事業に携わった棟梁の1人として、河村松一社長(61)も参加していました。金沢市が運営する金沢職人大学校の理事も務める、伝統建築の担い手です。
 となると、頑固一徹の口ベタな職人像が思い浮かぶかもしれませんが、その期待は快く裏切られてしまいます。
 まず、名刺を見ると、竪穴式住居のデザインが印刷されているのが目を魅きます。登呂の遺跡をモチーフにしたもので、在来木造へのこだわりを表したそうですが、これが名刺だけでなく、トラックのシートや同社のホームページのデザインにも登場します。
 パソコン歴は12年程で、パースをCADで作成。若い人と雑談する時にも、パソコン談義に花を咲かせるほどです。
 住宅の仕事では、予算が限られている場合が多数ですが、工事で手抜きは出来ないため、必然的に利益率は低くなってしまいます。それでも、河村建築が建てた住宅を見て注文するお客様では、相見積もりということはありません。
 やはり、大工・工務店は得意分野で勝負。「ハウスメーカーと同じことをやっていても生き残れません」というわけです。
 そこには棟梁としての知恵が十二分に生かされます。例えば… 築後60、70年の住宅を改修する際に、屋根を1b持ち上げてホールダウン金物で緊結し、部屋を作ってあげたこと。建主にはもちろん喜ばれましたが、同業者からも「こういう工事はあまり見たことがない」とビックリされました。
 また、ベランダを出すのに柱をつけず、トラスを組んで見映えを良くしたり、鉄骨で設計されていた小屋を棟木1本で支えるヤジロベエ方式にしたりと、設計事務所をうならせる提案も行って、最近では設計事務所からの仕事も増えています。
 営業はしなくても、得意分野の特徴を生かした知恵と技能で仕事の輪が広がっているようです。
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