|
 |
【嶋田建築設計事務所】
・お名前:嶋田 繁さん
・住所:岐阜県高山市塩屋町485
・電話番号:0577-33-7179
・調査年月日:2005/1/13 |
県産材を活用
手で刻むことにこだわり

自宅兼事務所の外観
|

手がけた和風住宅
|

手刻みの太い梁が何本も(アカマツ)〜木のぬくもりに包まれる |

地元材の杉の本物を使った天井
|

無垢のケヤキを使ったフローリング
|

手作りの見事な欄間
|

木は寝かせて十分乾燥を
|

長年の経験・技能などが評価され、岐阜県より「伝統建築家」として認定される |
県土の8割が広大な森林に覆われ、東濃ヒノキなど優良な県産材を数多く生産する岐阜県高山市の嶋田繁さん(57)を訪ねました。
中学の時に実家を建てた大工さんの仕事ぶりに魅了され、建築の世界に入った嶋田さん。高山の大工に弟子入りし25歳で独立。始めは1人で奮闘する中、これまで元気でやってこれたのは「お客様の口コミのおかげ」と語ります。
「安くて、親切で、値打ち」をモットーに、材料の「木」にこだわりを持ちます。使う木は市場で原木のまま購入し、数年寝かして乾燥させたものを使います。「私たちが他のものに勝つには『手で刻む』こと」と嶋田さん。大手に太刀打ちするために、昔より坪単価を下げたものの、土台はクリ、柱はヒノキ、天井板も地元材の杉の本物を使うなど木の良さにこだわり続けます。
「木を大事に生かし、できるだけ木を見せて、その良さをお客様に知ってもらう」ことを心がけ、お客様が「人にホラを吹いて話せるぐらいの木を使う」と、材料の良さに自信を見せます。お客様からの紹介に加え、嶋田さんが手がけた家(手刻みの木)を実際に見て仕事を頼みにくる人もいるなど、自信が見事に裏づけられています。
建築士の資格も持ち自ら設計する嶋田さんは、現場で出された要望にもすばやく対応。図面も1回でなく何枚も書きためて、お客様に丁寧な説明とアドバイスを。「あれに相談すればまず大丈夫だ」という評判です。また、決めた予算が超えそうな時には、利益が少なくなってもお客様の身になって一生懸命考える姿勢が、信頼を厚くしています。
地域社会との関わりも大事にして、町内会長や神社の氏子総代などもやり、その信用力から仕事がくることも。昨年は、長年の木造建築の卓越した経験などが認められ、「匠の国・岐阜県伝統建築家」の1人に認定。労働保険組合の組合長も務めて頑張る嶋田さんの趣味は「仕事」。暇な時は色々な家の外観などを見て勉強し、自らの腕に一層磨きをかけています。
|
|