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■ 泉南アスベスト国賠訴訟の不当判決に対する書記長談話
(2011/9/05)


 大阪高裁は8月25日、泉南アスベスト国賠訴訟に対して、一審判決を全面的に覆し、国の不作為責任を一切認めず原告の請求を棄却する不当判決を下しました。

 大阪高裁の判決を聞いて、人の命と「産業社会の発展」を天秤にかけ、人の命を軽んじる判決に怒りが収まりません。

 判決は、「工業技術の発展及び産業社会の発展」のためには、労働者・国民の生命・健康が損なわれても仕方がないと国の責任を免罪し、マスクなどを付けなかったのは労働者自身の責任としています。また、日本が石綿を使用禁止した時期についても「海外諸国と比較して特に遅れたものでなかった」等、国と企業の責任を免罪するために、事実をねじ曲げた判決となっています。

 この事は、筑豊じん肺最高裁判決や水俣病関西訴訟など近年の国民の健康被害をめぐる裁判の流れである、「行政の規制権限を厳格にとらえ」、被害者側の立場で判決を導く流れに逆行するものであり、「生きているうちに解決を」と願う、原告をさらに苦しめるものです。

 全建総連64万人組合員の1割にアスベストによる胸膜肥厚班があります。中皮腫や肺がんなど、いつ発症してもおかしくありません。専門の医師が足りず、今でも有効な治療方法もなく、多くの仲間が、命の危険にさらされています。

 泉南アスベスト訴訟の原告団の皆さんの、アスベスト被害の根絶を願ってのこの闘いは、これからの被害の拡大を許さない、国民的課題の闘いであり、必ず勝利しなければなりません。

 建設アスベスト訴訟は、全国に広がり、今、北海道、京都、大阪でもはじまり、また福岡でも10月5日に訴訟する準備がされています。横浜、東京と秋には結審、来春には判決が出されます。

 あらためて、この不当判決に抗議するとともに、泉南アスベスト訴訟原告の皆さんとご一緒に、自らの闘いとして最後まで闘うことを表明するものです。


2011年9月1日
全国建設労働組合総連合・書記長 古市良洋


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