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■手間請け労働の佐藤さんの労災保険適用、東京高裁が棄却
(2005/1/25)
 佐藤吉治さんの労災保険給付請求裁判は、本日1月25日に東京高裁において控訴が棄却されました。これまで闘ってこられた佐藤さんはじめ、弁護団の努力、毎回の傍聴に参加し見守ってこられた地元山形県連や首都圏の仲間、そして全国の仲間からの物心両面のご支援に改めて感謝申し上げる次第です。

 この裁判は、出稼ぎ大工である山形県連の佐藤さんが、労災保険法上の労働者として認めさせることができるかどうかが争点となりました。建設現場で働く多くの仲間が佐藤さんと同様に労務提供のみの手間請け労働であること、労働者としての労災保険適用されることは当然であるとの立場から、全建総連としてもこれまで全力で支援をおこなってきました。

 今日、財界と政府が一体となって、労働者の雇用を労務請負や派遣労働など不安定就労に追い込んでいく施策をすすめ、労働者を労働基準法や元請の労災保険の適用対象からはずしていく方向をすすめています。東京高裁を含む労働基準監督署の労働者性否認の判断は、今日の労働環境の変化と無縁ではありません。しかしながら、労働者性を争点とする債権認否や労災適用は、今もなお、さまざまな現場や地域で起きています。現場での一つひとつのたたかいこそが最も重要であることを忘れてはならないと思います。

 弁護団の分析を踏まえ、本人・山形県連は最高裁への上告の意思を固めており、全建総連は、その判断を尊重して対応していきたいと思います。

全国建設労働組合総連合(全建総連) 書記長 佐藤正明
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