2024.04.05

鳳至小学校の現場がスタート

全国各地から多くの仲間が就労

次々と資材が運び込まれる鳳至小学校現場

被災から3ヶ月が経過した4月1日、3ヵ所目の現場である鳳至(ふげし)小学校(107戸)の大工工事がスタート。東は山形県連、西は建労岡山と、全国各地から集まった約40人が就労しました。

当日の気温は14度。さわやかな空気で晴天の中、大工工事が始まりました。初日は、コンクリート基礎の上に木材を設置する土台敷き、コンパネを貼る作業を実施。現場監督の指示のもと、就労した仲間で力を合わせ、順調に作業を進めていきました。
鳳至小学校は被災者の避難先となっていることもあり、体育館では避難生活が送られています。歯磨きをするために外に出てきた被災者は、「ようやく仮設住宅の建設が始まった。待ち遠しい」と話しました。
就労者も、そうした被災者の姿を見ながら作業に取り組むこととなり、大きくやる気に満ち溢れた姿がうかがえました。
新潟県新潟市内の自宅から7時間半かけて駆けつけた新潟ユニオンの仲間は、「移動は長時間で大変だったが、一刻も早く待っている人のために協力したい。同じ現場で就労している新潟ユニオンや富山県連の仲間とともに頑張りたい」。仮設現場の従事をきっかけに組合に加入した仲間は、「揺れている時は、新潟中越地震が頭をよぎった。緊急時はお互いさま。石川のために少しでも協力できれば」と話し、それぞれ意気込みを語りました。