2025.09.29

熊本県大雨災害の支援へ応急仮設木造住宅建設

美里町で2団地9戸の大工工事開始、熊本建労の仲間が就労

今年8月6日から降り始めた記録的な大雨は、熊本県内に多数の被害を与えました。(一社)全国木造建設事業協会(全木協)では、熊本県からの要請に基づき、美里町で応急仮設木造住宅を2団地(❶中央庁舎仮設団地、❷くすのき平仮設団地)9戸を建設することとなりました。
全建総連では、主幹事工務店・㈱エバーフィールドと労働協約を締結し、小規模現場となることから、地元の熊本県建築労働組合(熊本建労)による労働者供給事業とすることとしました。
工事は9月8日に着手され、9月22日に大工工事を開始しました。初日は、2団地6戸に取り掛かるため、8人の仲間が集結。朝礼では、幹事工務店の㈱本田住建の本田監督から安全衛生教育と作業指示などを行い、全建総連の高橋住宅対策部長からは協力への感謝と安全第一が呼びかけられました。
朝礼後は、土台敷きが前日までに完了していたことから、棟上げが行われました。
この日、駆けつけた仲間は、2016年熊本地震、2020年熊本豪雨災害、2024年能登半島地震の現場に従事した仲間同士も多く、「被災者のために一日でも早い完成を」「また一緒に熊本のためにがんばろう」といった声も聞かれました。
今事業では合計11人が従事する予定です。