全建総連に加盟にしている組合のうち、約半数が認定職業訓練校の運営に携わっています。各校には木造建築科をはじめ左官科、建築板金または塑性加工科などの訓練科目があり、いずれの訓練校・科目とも週に1〜2回、昼間もしくは夜間に授業を行っています。
住宅建設の世界も機械化が進み、ひと昔前と比較すると手工具を使用することは極端に少なくなってきています。このため、いくつかの大手住宅企業が運営する訓練校では、電動工具を多用し自社仕様の住宅のみに対応した指導を行っています。
一方、全建総連関係の訓練校では、高度な技術を身につけておけばあらゆる現場に対応できることから、手工具を中心とした伝統構法の継承を指導方針にしています。休校に追い込まれる他団体の訓練校や企業内訓練校が多い中、全建総連関係の訓練校が高い評価を受け、運営が維持されているのは、こうした指導方針とそれを支える講師陣の層の厚さによるものです。
いざ訓練校へ通うとなると、事業主の理解と協力、そして何よりも2年または3年間通学を続けるという意思を自分自身で保ち続けることが必要です。この項では、青森県から長崎県までにある訓練校と連絡先を記載してあります。授業形態や学費などは訓練校によって異なりますので、通学可能な範囲内にあるかを考慮し各校へ問い合わせて下さい(最終更新日:2014年4月1日)。
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